欠陥のなせる業

国立大学の優秀な学生が、大学院入試でアメリカの大学受験をしても、なかなか合格しないことも、欠陥のなせる業なのでしょう。名門校として名高い筑波大付属駒場校では、最近理科実験学習に力を入れており、理科の授業ではそれこそ実験のやりまくりだと言います。これは、同校に大きな教育予算が下りていることを示唆しています。教師の技量としっかりした予算がなければ、将来の科学者を培う理科教育は不可能です。そして、もう一歩進んで考察するなら、これから求められるのは「世界に誇れるような優秀な科学者」であり、学生に求められるのは「科学の素養」であることが分かります。さらに進めば、これからの一流大が求めているのは、「科学の素養を持つ子ども達」であること、つまり「理科実験力を身につけた子ども達が受験に有利」だということは、まさに火を見るより明らかです。

学力テストや入室テストなどを行って勧誘

塾側も前年の秋くらいから新学年を対象にした学力テストや入室テストなどを行って勧誘します。テストを受けた後(またはテストを受けていなくても)、実際に塾を訪れてみて、話を聞いてみることがいちばんです。特に小規模の個別指導塾の場合には、塾長個人の受験に対する考えなどに共感できるかどうかがとても重要になります。また、大手受験塾の場合には、教室によってカラーが違うことがあるので、通える範囲に複数の教室があるなら、両方を訪れてみるといいでしょう。これから長期に渡って夜間に子どもを通わせる塾ですから、塾がどんな場所にあるのか、施設はどのようになっているのか、講師はどんな人たちがいるのか、通ってきている子どもたちは楽しそうにしているかなど、実際に自分の目で見てから決めるのがいちばんいいのです。もちろん、本人がどこに通いたいか、本人の意思を聞くようにしてください。

「予備校で得るもの」とは

受験に向けてターゲットを絞り込んだ勉強をするには、予備校は大いに活用できます。「予備校で得るもの」とは、すなわち「志望校合格のための情報及び具体的勉強方法」ということになります。さらに付け加えるとすれば、予備校に通うことで、「受験という同じ目標に向かう子ども達の熱気に触れさせること」があげられます。これは、とくにマイペースも度が過ぎるというほどのんびりした子にとってある意味で有効です。「ヤバい、みんなこんな真剣に取り組んでいるんだ。自分ものんびりしている場合じゃない!」と気づくことにより、生まれ変わったように必死に勉強を始める子も出てきます。そろそろ受験態勢に入らなければならないのに、いつまでたっても「大丈夫、大丈夫」とばかり言っている子には、予備校に通うことはまたとない好機になることも多いでしょう(しかし、実際に勉強し始めてみると、思っていたことと現実のギャップについていけなくなる子も多く出ます)。